一方通行三角形★



「いさっくん!」

「わっ? ……ああ、小平太。びっくりしたー、どうしたの?」

「さっきの授業で、怪我しちゃった! 治療して〜」

「ええ? もう、しょうがないなぁ。気をつけなよ? 早く保健室に行って来たら? 今日は新野先生、いるよ」

「やだっ! いさっくんがいい!!」

「……ワガママ。じゃあ、一緒に行ってあげるよ」

「わーい♪ いさっくん好きー♥」

「ハイハイ……」


「あれえ? 七松くん、怪我したの? 早く保健室に行きなよ〜」

「あ! 小松田さん、こんにちは」

「こんにちは、伊作くん」

「……その手裏剣、どうするんですか?」

「これ? 乱太郎くんたちに研いてもらおうと思って〜。でも、おつかいに行っちゃってるみたいだから、ぼくが今からやろうかな、と」

「たっ、大変ですよね、たくさんあって」

「まあね〜。伊作くんは? 今から授業かい?」

「いえっ、暇で。あの、ぼく、手伝ってもいいですか?」

「ほんとぉ? 助かるな〜」

「えっ……ちょ、ちょっと、いさっくん!?」

「……ごめんね、こへ。そういうわけだから、ひとりで保健室に行ってくれる?」
(頬を染めつつ)

「え? 七松くん、付き添いしてほしかったの? 甘えんぼなんだねえ。ヘムヘムが暇そうだったから、呼ぼうか?」

「(だったらヘムヘムに手伝わせればいいのに!)……いさっくんのウソツキ! 意地悪した仕返しに、今度本気ちゅーしてやるからなっっ! 覚悟してろーッ」

「なっ……何言ってるんだよッこへのバカ――!!」

「……七松くんて、変なコだねぇ」



THANKS!

 

 



ありえないほど長いこと置きっぱになってたWeb拍手お礼SSSその4。
セリフのみの短文です。
一応、小松田さんは、何となくいさっくんを意識はしてます。
早く両想いになるといいね、コマ伊。
…こへ伊の立場は…?(ごごめんなさ…)
'08.09.08up


 

 

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